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食品のリスクコミュニケーションを学ぶページ


フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

リスクコミュニケーション (Risk Communication) とは社会を取り巻くリスクに関する正確な情報を、行政、専門家、企業、市民などのステークホルダーである関係主体間で共有し、相互に意思疎通を図ることをいう。合意形成のひとつ。

以上、解説の冒頭を引用。 ではリスク(risk)とは

(1)予測できない危険。「―が大きい」 (2)保険で、損害を受ける可能性。 (三省堂提供「大辞林 第二版」より引用)

同様にコミュニケーション(communication)とは

人間が互いに意思・感情・思考を伝達し合うこと。言語・文字その他視覚・聴覚に訴える身振り・表情・声などの手段によって行う。 (三省堂提供「大辞林 第二版」より引用)

つまりリスクはゼロにならないし、常に何らかのリスクに直面している。 そうしたリスク認識を前提としたコミュニケーションを意味する合成語。

例えば交通事故の場合、家から一歩出れば一気にリスクは高まり、家に居たところでゼロではない。 こうした合意形成を経て成り立つもの。

言い換えれば、家に居るならリスクはゼロ。 そう誰かが断言した瞬間、リスクコミュニケーションの成立可能性は低下する性向を併せ持つ。

参考 防災ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション―クロスロードへの招待 by Amazon.


「 天災は忘れた頃にやってくる 」

予測できない危険、いわゆるリスクを可能な限り抽出し、それらをステークホルダー間で共有してはじまるリスクコミュニケーション。

もしも地震が発生したら、もしも新種のインフルエンザが押し寄せたら、もしも食品事故が起こったら……、忘れてならない意思疎通。

天災も人災も、忘れた頃にやってくる。 警察・消防・自衛隊など備えの限界を理解して、行政と住民の事前のコンセンサスが必要に。

リスクコミュニケーションの目的は、合意形成に絞られる。


「 地域行政と住民による情報共有 」

そこで、いざ!?という時を想定し、行政と住民の協力体制づくりが急がれる。 はじめの一歩がリスクコミュニケーションともいえそうだ。

例えて県や市町村が既に行なっている一定のテーマに関する住民意見の募集など、パブリックコメントも合意形成手段のひとつといえる。

そうして行政と住民がコンセンサス(合意形成)に至る過程で不可欠になる正確な情報。 それをサポートするインターネット上のWeb情報。

メディア情報に偏ることなく、行政のWeb情報も お忘れなく。


「 食品安全と食の安心 」

さて本題の、食に関するリスクコミュニケーションについて。 まず、その基となり得る情報ソース“ 内閣府 食品安全委員会 ”をご紹介。

(食品安全委員会とは、食品摂取が人体に与える健康上の悪影響など、客観的かつ中立公正な報告を行なう国(内閣府)の評価機関です)

食品のリスクコミュニケーターなら押さえておきたいイチオシWeb情報。 視覚偏重を招きやすいメディア情報と照らし合わせると効果的。

正確な情報把握と取捨選択で、食の安全・安心に努めたく。


「 第1回 食の安全・安心リスコミ 」

先日、岡山地場の乳業事業所を見学。 危害分析重要管理点HACCP(ハサップ)運用等、食品衛生の管理体制を現場で学ぶ貴重な機会。

リスクコミュニケーションの認識や考え方について、行政・企業・住民3者のステークホルダー間で具体的に共有することができました。

まだまだ初期の試みではあるものの、相互に意思疎通を図り、より良い合意形成(コンセンサス)を目指すためのグループワーキング。

参加者の活発な質問と的確な回答など、有意義な質疑応答はもとより、県・企業スタッフ(職員)の熱意が加わった思慮深いもの。

そうしてリスコミ認知に役立てたら幸いと、長大な拙文を自戒しながら擱筆することに。 ここまでお読みくださり ありがとうございます


【編集後記】

備えあれば憂いなし。 先賢の格言に敬意を表すとともに、リスクコミュニケーションを体得すべし。 そう、強く感じるこの頃です。


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