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◇ コミュニティー・タイム 13:35〜13:55
「橘流剣詩舞(けんしぶ)」グループ 玉松支部の皆さまより「黒田節」「鷲羽山偶成」「霧ヶ城物語」「雪の南部坂」4曲の舞い。
詩吟と剣詩舞、伝統芸能に酔いしれる 憩いのひととき。
◇ 5月講演テーマ 「 続 不老革命 」 14:00〜15:30
講師 国際フリーラジカル学会会長・京都府立医科大学教授 吉川敏一 さま
著書 ・アンチエイジングドッグ ・アンチエイジングと機能性食品―今なぜバイオマーカーか by Amazon.
◇ 2007年5月19日(土) 13:30−15:30 岡山シンフォニーホール 大ホール
主催 岡山市民文化大学 事務局 後援 岡山県教育委員会 岡山市教育委員会 岡山市連合町内会 岡山市連合婦人会 岡山商工会議所 岡山青年会議所
第17期 岡山市民文化大学 第4講 5月講座の講師は、京都府立医科大学教授 吉川敏一先生。 昨年 2006年4月講座より2年連続となるスーパーエース。
ウィットに富んだ語り口調が人気の秘密。
さて「老化」とは、細胞が弱り死滅することで進行。 体細胞を痛めつけるのが「フリーラジカル(不安定で反応性の高い原子や分子)」。
その厄介なる代表選手が「活性酸素」
そんな「フリーラジカル」を抑止できれば理論上、ヒトの寿命は130歳まで伸長可能とか。 前回講座はこの仕組みを深く掘り下げ、実践編は時間切れ。
待ちわびたアンチエイジング(不老)「実践編」はここからです。
「こう見えても国際フリーラジカル学会会長。しかも『白い巨塔』を終えた『医学教授』が言うから間違いない」と、笑いを交えた楽しい前置きも。
さっそく、その秘訣とは……
「 1. 食事 2. 運動 3. 睡眠 」
「メタボリック(代謝)シンドロームを予防することで、生活習慣病(以前の成人病)は抑制可能。 糖尿病にせよ、すべては活性酸素の仕業。
詳しい理論は私の本でも読んで(笑)、今日は実践につきまして」と、先生の説明は「睡眠編」から「運動編」、核心の「食事編」へとテンポ良く。
「睡眠編」
7時間を目安に9-5時間の範囲で寝過ぎず不足しない、各個人に最適な睡眠時間を確保する。強い光を浴びて目覚め、就寝は真っ暗で。 リズムが肝要!と。
「運動編」
運動による糖尿病予防と、研究中の「筋肉」効果について。 筋肉を鍛え使うことで、身体に良い物質が出るらしい。 まず、筋肉を増やすこと。
歩く。 とりわけ、なわ跳びなどの上下運動は骨を作る効果が絶大。「電車では座らず、筋力トレーニングをどうぞ」と、筋肉増強のススメあり。
特筆は振動利用「パワープレート」なる筋力増強マシン。 実証試験中ながら将来、商用機として実用化される可能性を秘めた貴重なお話。
「食事編」
要チェックは活性酸素を増やす「紫外線」。 紫外線にさらされた過酷な環境で育つ食物ほど、活性酸素に抗う成分を豊富に含んでいるという。
それと「色素」。 例えば葉緑素やエビに多く含まれるカルテノイドの一種 アスタキサンチン。 エビを食べて赤く色づくシャケ(鮭)のお話も。
始点は紫外線をたっぷり浴びた海草の「藻(も)」。 エビは藻を食べシャケはエビを食べ、藻⇒エビ⇒シャケという食物連鎖のストーリー。
若さの秘訣は「色素」の強い食物、という有り難い教え。
例えば白米ならず「玄米」「黒米」、「人参」「みかん」の緑黄色野菜、タンニン豊富な「柿」、「紫玉ネギ」「緑茶」「イクラ」「キャビア」
成分では「カロチン」「コエンザイムQ10」「フラボノイド」「カテキン」「ポリフェノール」「アントシアニン」などビタミンC・Eとミネラル取得が課題とも。
極めつけは「腹八分目より七分目」 お腹いっぱいにしないこと!
そうして「Qちゃん」の愛称で親しまれるマラソン金メダリスト「高橋尚子」選手の次期オリンピック代表入りを願って終了時刻へと。
※ 現在、吉川先生はQちゃんの食事を指導中
オリンピック代表狙うQちゃんは、大のウドン好き。 そう聞いた先生は、疲労回復効果抜群の色素たっぷり「赤いうどん」を提案したところ
「それはチョット……」ということに。 そこで、先生が子どもの頃から食べているエビ入り「赤い餅」に決定したというエピソード。
「彼女の代表が決まれば赤いお餅が大ヒット」発言で会場は笑いの渦へ。
間髪入れず「オリンピック出場を決めるゴールを駆け抜けた彼女が、ボクの胸へ飛び込んで来るかも知れません」と続けたから会場は大爆笑。
楽しく笑うひとときが、さらにアンチエイジングを高めていたように思えます。 学び考え、岡山市民文化大学 第4講は終講へ。 ありがとうございます
追記 吉川先生のサイン会は大盛況。
「黒山の」というより「白山の人だかり」。 歳を召されて白髪になろうとも、学ぶ気概にアンチエイジングをみる次第(敬)。
(サンベルディエールは備忘録の共有に努めています)
【編集後記】
次回は6月16日(土) 第5講。 日本の心を薫陶くださる国際日本文化研究センター名誉教授 山折哲雄先生の講話が待ち遠し…。
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