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笠岡市立竹喬美術館をクリップするページ

岡山県 笠岡市立 竹喬美術館
画像は2007年11月22日(木)、竹喬(ちっきょう)美術館 本館エントランスを望んだもの。

竹喬美術館は明治22年(1889年)岡山県笠岡市生まれの日本画家、小野竹喬画伯の名作を展示・継承すべく昭和57年(1982年)開館。

竹喬翁は京都市立絵画専門学校(現 京都市立芸術大学)に学び、渡欧を通して自然を愛したセザンヌの作風を吸収し、また晩年は、

日本の大和絵にみる伝統技法を象徴的に昇華させ、美しい自然を繊細かつ素朴に描いた多くの名作を生涯に渡り描き残されました。

昭和22年(1947年)京都市美術専門学校(後の京都市立芸術大学)教授に就任。 昭和51年(1976年)文化勲章を受章しています。

岡山県笠岡市立 竹喬美術館 外壁の装いもまた美しい笠岡市の文化資産
 
竹喬美術館 中庭の水琴窟
画像は竹喬美術館 中庭の水琴窟(すいきんくつ)。

竹喬画伯の代表作のうち『夏の五箇山(1919年)』『波濤(1927年)』『青海(1927年)』はいづれも同美術館の所蔵。

しかも現在、開館25周年記念展「詩心 竹喬(しごころ ちっきょう)」を開催中。

そんな巨匠の名作を時系列で鑑賞できる美術館の入館料は、一般 500円 高校生 300円 小中学生 150円と嬉しい設定。 

前期 2007年10月13日(土)-11月25日(日)・後期 2007年11月27日(火)-2008年2月3日(日) 笠岡市公式ホームページ

竹喬美術館の中庭
画像は竹喬美術館の中庭。

以下、記念展のパンフレットより引用。

〜美術館建設の構想発足時にはわずか18点の所蔵品を擁するだけでしたが、

小野家ご遺族の絶大な協力により今日では竹喬作品が970点に及んでいます。

この中には、《島二作》(大正5年)、《春耕》(大正13年)、《仲秋の月》(昭和22年)、《夕映》(昭和35年)、《樹間の茜》(昭和49年)など

竹喬の75年間の画業を物語る代表作が数多く含まれています。〜 なるほど見応えがありました(驚)。

姿見でみた 竹喬美術館
画像は竹喬美術館の南(通用門)側から撮影したもの。

そうして画伯87歳の頃、四季の情緒や山海の情景「自然のかおり」を作品に取り入れ、

集大成ともいえる、芭蕉の句にちなんだ代表作『奥の細道句抄絵(昭和51年)』を発表。

歴史のフィルターを通して継承された竹喬翁の名作に、日本の、そして万葉の心を打たれる鑑賞者は増え続けることでしょう。

一人の画伯の絵画をこれほどまでに収蔵した美術館は珍しく。 小野竹喬という天才日本画家の人生に触れた気も致します。

ほのぼのとする絵画と心に響く詩、豊かな情緒を育む美術館へ出掛けてみませんか(笠岡市立竹喬美術館 見学の徒然に)。


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【編集後記】

学芸員さんによるギャラリートークは2007年12月8日(土)・2008年1月4日(金)・1月19日(土)13:30-14:30(聴講無料)。


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