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第17期 岡山市民文化大学 3月講座を記録するページ

岡山シンフォニーホール♪
◇ コミュニティー・タイム 13:35〜13:55

「輝洋秀会」の皆さまによる三味線合奏と日本民謡

三味線合奏「上を向いて歩こう」「よさこい節」「黒田節」「下津井節」ほか全6曲

瞳を閉じれば城下町の情景が巡る楽しいひととき。


◇ 3月講演テーマ 「 中東情勢とその行方 」 14:00〜15:30

講師 中東調査会上席研究員 大野元裕 さま

著書(翻訳) イラクの歴史 by amazon.


◇ 2007年3月3日(土) 13:30−15:30 岡山シンフォニーホール 大ホール

主催 岡山市民文化大学 事務局  後援 岡山県教育委員会  岡山市教育委員会  岡山市連合町内会  岡山市連合婦人会  岡山商工会議所  岡山青年会議所


第17期「岡山市民文化大学」2講目、3月講座は大野元裕先生より「中東情勢とその行方」と題された、滅多に聞けない貴重な講話を頂くことに。

冒頭、「今日は3月3日 桃の節句。岡山は桃の街。 外はすでに桃の花が咲き始め、私のネクタイはピンク色」と、小気味良い笑いのジャブからスタート。

中東情勢というテーマの重たさゆえ、受講者をリラックスさせる意図が見え隠れ。 そうしてイラクの歴史文化に関して分かり易く説明が行なわれ。

チグリス・ユーフラテス川の間に栄えた世界最古の「メソポタミア文明」を継承するイラク。 「イラクは文化度の低い国」という一般的な偏見を払拭。

その上で、荒れ果てた現状の根源にあるものは

「1979年までのイラクは現在の韓国並みの豊かな国。産油国の恵まれ過ぎた市民生活は一転、暮らしは貧窮へ。 それがリスクの素だ」と痛烈に分析。


引き続き油価(原油価格)に関し

1. 原油の需給バランスを数値・図・グラフ記載のレジュメで解説

産油日量・生産余力を合算した供給量に対し、需要の過去推移・将来予測から勘案すれば「供給過多」。 しかし油価は上昇傾向、それは何故?


2. 原油全体の 2/3を埋蔵する中東に潜む政治的リスクの説明

1.において、経済原理をくつがえす油化上昇の原因は「イランの政治的リスク」と。 最悪、1バレル100ドル突破の可能性まで踏み込んだ。

イランの産油日量290万バレルを仮に失うと、他国の生産余力で補えず、最悪のリスクプレミアムが原油相場に織り込まれ、価格上昇を誘発していると。

滅多に聞けない「原油価格変動メカニズム」のご教授あり。


そのほか、米国の対中東政策とイラク情勢の行方、また、日本への影響と対策など、リスクと対峙する大切さについての詳しいご講義も。

日頃、考え及ばないことが学べる貴重な機会。 それにしても重たい実話が続々と……。 蛇足ながら

シンドバッド発祥の港町「バスラ」の最高気温は62℃。

寒いとき、両手をこすり合わせて温める「ぬくもり」感もその酷暑では、「ひんやり」感に変わるという話が面白く。


学ぶ・知る・考える、岡山市民文化大学 第2講は「考える大切さ」を確認して閉幕となりました。 (サンは備忘録の共有に努めています)


【編集後記】

次は内閣総理大臣補佐官 小池百合子 先生。 楽しみー♪


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