生涯学習ブログ

学び直し、リカレント教育がテーマの菅野敦也のブログです。

社中協力

“ ニュータイプの時代 ” 地方都市伝説よもやま、リベラルアーツ考。

名著『 ニュータイプの時代 』読了所感のページ


ベラルアーツを磨き続ける即ち、塾員なり

1982年。札幌より渡海し塾生となり1986年、就職後は東京・秋葉原〜大阪・日本橋の鎬を削るメガ市場で磨かれて、1997年からは携帯端末機を扱う華やかな情報通信業界のマーケターとして東奔西走。自由で直観的で、わがままで好奇心の強い無邪気な私は日本津々浦々44都道府県を出張するなか居住先を選定し、元本10数倍に育った有価証券類をキャッシュポジションに移行し、新しいライフスタイルの創出を兼ねて不動産投資にシフト。1本超の年俸も一部上場企業のマネージャーという職位にも何ら未練はなく、大阪から岡山へ移住を敢行した当時は42歳の2006年。恬淡な性格ゆえ出身校に特に拘りはなかったものの、社会起業に臨んだ昨年2018年。地元代議士の事務所へ設立趣旨説明に訪ねた折、衆議院議員秘書氏より社中協力は大事だと諭され “ 岡山県三田会 ” への参加を促され、そうやって令和元年。星の数ほど繰り返す自我作古の一環として2019年7月16日(火)@ ホテルグランヴィア岡山 3階 クリスタル.へ入場。目的の一つは2017年、物議を醸した塾長選を制して就任された長谷山彰さんの講話を聴くことと、二つ目は、旧態依然とした地方における三田会の態勢の確認。三つ目は、ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式に基づいて、オールドタイプ(旧型の価値観)とニュータイプ(新型の価値観)の識別眼を涵養すること。

会場へ入室たちまち視界に飛び込んだのは、各テーブルに掲げられた「○○年〜××年卒」の文字。続いてステージかぶりつき、特等席付近に眺めた老人倶楽部のような光景は、紛れもなくカルト的。美味しいポジションは某の序列に従い、師弟関係で結ばれた一部の塾員は主賓のようにもてなされる、概ね想定通りの状況ではあったものの、老人の思い出話をしばらく聞かされ、老人から老人への会長交代の儀式へ続いた。天然リソースに恵まれながら健全に成長できない岡山経済、岡山の企業からイノベーションが起きない理由はこの場に凝縮されていて、『【山口周】日本企業からイノベーションが起きない、喜劇的だが本質的な理由』、『今後は問題を「解決」できる人より、「発見」できる人の価値が増す』を拝読して意気消沈し、頷く私。

二つの救いは長谷山彰塾長の講話の中にリベラル・アーツが組み込まれていたことと、余剰幻想に満ちた老人の会を横目に、次の岡山経済界を担うであろう会場末席の塾員から “ 岡山ジュニア三田会 ” の存在と活動内容を愉しく聞けたこと。私たち塾員はリベラルアーツを育む慶應義塾に通っていたハズなのに、閉塞感の強すぎる地方都市では階層型のカルトな会になっており、あな恐ろしや。西日本豪雨で被災した地域を励ますために何がなんでも開催しなければならなかった桃太郎まつり 納涼花火大会をアッサリ中止にした元会頭と、競合他社による既得のバス路線への参入に際し公共交通の街テロを敢行して岡山の県民・市民・来訪者を困惑させた現会長。週刊文春と相性のよくない大物代議士のお姿を拝見まもなく、橘玲さんのコラム『“芸術”という腐った楽園 週刊プレイボーイ連載(126)』を思わず想起。文中の「エセ左翼的で現実離れしたファンタジックな芸術論を語りあうだけで死んでいける腐った楽園」、「師弟関係で部外者を排除し、受賞暦によって階級が上がっていくムラ社会」が鮮明に蘇る。敢為活発堅忍不屈の精神、気品の泉源・智徳の模範、義塾の『修身要領』を見出すことは余りにも難しかった。岡山県三田会に参加することは二度となさそう。

岡山ジュニア三田会が本会を刷新する時、社中協力。応援したいと率直に感じています。



論と、表現の不自由展・その後 @ 情の時代 あいちトリエンナーレ 2019.

さて、『 ニュータイプの時代 』P.286 より「スティーブ・ジョブズは、カリグラフィーの美しさを知っていたからこそ『なぜ、コンピューターフォントはこんなにも醜いのか?』という問いを持つことができました。あるいはチェ・ゲバラはプラトンが示す理想国家を知っていたからこそ『なぜキューバの状況はこれほどまでに悲惨なのか』という問いを持つことができました。目の前の世界を『そういうものだから仕方がない』と受け止めてあきらめるのではなく、比較相対化する。そうすることで浮かび上がってくる『普遍性のなさ』にこそ疑うべき常識があり、リベラルアーツはそれを映し出すレンズとして最もシャープな解像度をもっているということです」。この文脈を借りるとき「菅野敦也は、全国主要都市の公共交通機関を知っているからこそ『なぜ岡山市の公共交通はこれほどまで機能不全なのか』という問いを立てることができるのです。

さらに『 ニュータイプの時代 』P.339 より「社会全体が役割分担をして生み出した富が一部の人にだけ極端に偏在している、というのはシステムの機能不全によって発生しています。オールドタイプは『価値よりも貨幣』を求めて仕事を選びますから、この機能不全を利用して『美味しいポジション』に場所を得ようとします。一方、ニュータイプは『貨幣より価値』を求めて仕事を選び、システムの機能不全を修正するために運動します。そして、ニュータイプによる運動が功を奏してシステムの修正がなされると、機能不全によって発ししていた富の偏在は是正され、結果としてオールドタイプが巣くっていた『美味しいポジション』は唐突に蒸発することになります」。将に、貨幣より価値を求めて仕事を選ぶ私の徳業プロジェクトの一つは “ おかやま市 MaaS プロジェクト ” であり、公共交通エリアの上に敷設した路面電車の軌道を以って利得の一者独占を恣にするオールドタイプが巣くっていた『美味しいポジション』は間もなく蒸発することでしょう。

そうやって P.344 まとめ「システムに最適化することで美味しいポジションを独占しようとするオールドタイプの行動様式は、今後、環境変化が激しくなることでむしろ過剰最適化の問題を招くことになる。このような社会にあっては、『貨幣』よりも、本質的な『価値』を見据えて自分の居場所を作ろうとするニュータイプの方が、はるかに長期的にサスティナブルなキャリアを歩むことができる」にパシーンと膝を痛打する私は、次の世代に席を譲ろうとしないオールドタイプ丸出しの年老いた先輩塾員を尻目に、他方で “ あいらぶ岡山 ” 晴れの国は大好きなので前述。岡山の健やかな近未来のために厳しい物言いはありましたけれども、現状を打破する、地域を健全に承継する持続可能な開発目標(SDGS)への強い想いを携え、岡山令和刷新事業を鋭意推進いたします。岡山市で夢と希望を捨ててしまった人、革新への熱い想いを失ってしまった人々にとって、拙コラムが再びニュータイプ同志みな様の「考える、きっかけ。」になれれば誠に幸いでございます。


最後に、福澤先生の理念「慶應義塾は単に一所の学塾として自から甘んずるを得ず。其目的は我日本国中に於ける気品の泉源、智徳の模範たらんことを期し、之を実際にしては居家、処世、立国の本旨を明にして、之を口に言ふのみにあらず、躬行実践、以て全社会の先導者たらんことを欲するものなり」を拝聴いたします。

※ このコラムは組織を代表する意見ではなく、あくまで個人の見解である旨ご賢察ください。


 著者紹介 )) 働き方改革 lab. CIO 菅野敦也
リベラルアーツを活かして、Online Merges with Offline(OMO)事業を推進。信用スコア(AIスコアリング)実証研究、地方創生ホラクラシー組織づくりも試行しています!
時代に先駆け地方都市、岡山市へ移住・定住10年超。大企業4社、自治体の外郭団体2組織での就業とスタートアップあわせてキャリアチェンジ(転職・起業)6回超(出向を含む11社に所属)など、多様で多彩な実経験に裏打ちされた実業出身の実務家(誠の有識者)として、社員・職員のリカレント教育や生涯学習の習慣づけ、副業・兼業に関する学び直しの支援を行います。また、上場企業での管理職経験を活かして大企業と中小零細企業の生産性を比較分析、未来志向の人財開発および、労使双方の観点から実りある働き方改革の提案など、旬のソリューションサービスをご提供いたします。


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学問のすゝめ21 @ 岡山会場 2008.3.30

ブログネタ
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慶應義塾創立150年記念事業を記録するページ

慶應義塾創立150年記念グッズ
『学問のすすめ21』とは、

慶應義塾命名より150年を迎える2008年、先達が後輩を薫陶すべく「半学半教」の精神、

福澤先生の教えを引継ぐ慶應義塾の教員と卒業生(塾員)による13回に渡る講演会の総称。

目的は「未来先導」、新時代の先導者を育成すること。


【 慶應義塾創立150年記念講演会 】

 『 学問のすゝめ21 』(岡山会場) テーマ「 終末期のケアを考える 」

・「 良い患者にならないために ― ひとりひとりにとってのQOL(Quality of Life) ― 」 俳優 石坂浩二氏  著書 金田一です。 by Amazon.

・「 亡くなり方を考える 」 慶應義塾大学 医学部教授 池上直己氏  著書 ベーシック 医療問題 (日経文庫) by Amazon.

・「 終末期ケアをめぐる医と法と倫理 」 慶應義塾大学大学院 法務研究科教授 井田良氏  著書 変革の時代における理論刑法学 by Amazon.

< パネルディスカッション >

「 終末期のケアを考える 」(コーディネーター役) エッセイスト 阿川佐和子氏  著書 ・婚約のあとで ・ウメ子 (小学館文庫) by Amazon.

< 司会 > NHK岡山放送局 アナウンサー 永松隆太朗氏(塾員)

< 日程 > 2008年3月30日(日) 13:30〜17:15  < 会場 > 岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)

< 主催 > 慶應義塾  < 共催 > 山陽新聞社  < 後援 > 岡山県、岡山市  < 特別協力 > 岡山県三田会


「 活用なき学問は無学に等し(『學問ノスヽメ』十二編より) 」

福澤諭吉先生は1835年(天保5年)、大坂堂島浜(大阪市福島区)生まれ。 適塾にて学ぶ1958年、蘭学塾(後の慶應義塾)を開設。

全社会の先導者たらんことを欲するものなり。 その福澤精神を刻んだ『学問のすゝめ』はあまりに有名。 思わず壱万円札を拝んだり!?

先生の社会貢献について、語るに及ばずということでしょう。 「ペンは剣よりも強し」同様、福澤語録(教え)を下記クリップしています。


「 独立自尊(どくりつじそん) 」

慶應義塾の源流を強く打ち出す理念とも。

先生の言葉より、風潮に揺れない超然とした独立の精神と、自責の念に基づく修養をして自己の尊厳(自尊)を得るべしと教えられ。

確固たる人格陶冶で身に付けし自己責任の下、英断をして正義を貫く生き方を。 いかに時代が変遷しようと普遍の原理をここにみる。


「 自我作古(じがさっこ) 」

福澤先生が中国元代『宋史』より引用し、先賢を称えた言葉。

新しい分野へ果敢に挑み、新たな学問を確立する。 未来への先導とテーマを掲げ、絶えず挑戦する慶應義塾のスピリッツがそこにある。

1939年(昭和14年)、藤原工業大学(現在の理工学部)の入学式に際し、小泉信三塾長は「我より古を作す」と訓示を発しておられます。


「 社中協力(しゃちゅうきょうりょく) 」

と聞くと、オープンソースや創発を想起してしまう。

社中とは当時、英単語companyの翻訳として用いられていたそうな。 志をともにする学生と卒業生、彼らの両親もまた同志として結びつく。

坂本龍馬が亀山社中と名づけた、強い結束を示唆する言葉でもあった。 独立と協力、強いラグビーにみる素早い集散力をイメージしてみたり。

慶大ラグビー「魂のタックル」とタイガージャージの良き思い出も。


「 デジタルコンテキスト・デザイン 」

知識創造立国として世界の知識社会に貢献すべし。 そんな未来先導を担う デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構 が慶大に。

概念的で役に立たない虚学を廃する、実学精神溢れる慶応義塾は、日本のIT分野における先導者たらしめん。 ただ唯、驚くばかり。

三田学内の同機構には最先端技術を駆使したグローバルスタジオが開設され、世界屈指の大学へと名乗りを上げているそうな(驚愕)。

ところで今回の講演やパネルディスカッションには、指一本触れておりませぬ。 それは近日、慶大Webのビデオ配信待ちということで。

(終末期と向き合う重厚なテーマも阿川氏と石坂氏、パネラー皆さまの塾員らしいウイットに富んだトークで終止符を結んでくださいました)

名古屋講演以前は、慶應義塾創立150年記念講演『学問のすゝめ21』で今スグご覧頂けます! 岡山講演も楽しみにお待ちください!!

(ブログメディアの先導者たらんことを欲し、綴り続けます)

そうして岡山講演を実現くださった出演者・スタッフの皆さま、そして福澤諭吉先生に心より感謝を申し上げたく。  ありがとうございます


【編集後記】

JR岡山駅より快速1時間の香川県会場にて2008年5月25日(日)、『学問のすゝめ21(テーマは日本の政治経済)』の設定アリ(興)。


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