政策形成ブログ

「政策形成ブログ」は Society 5.0に臨む、内容領域専門家(Subject Matter Expert)経営DXラボ CIO 菅野敦也のオウンドメディアです。巣ごもりNFTレシピと生成AIプロンプトPoCの旬ネタや、SDGsにGX、web3を事業構想に織り交ぜたソリューションジャーナリズムなど、政策形成に役立つコンテンツを格納しています。

生産性革命

生涯学習、社会人の学び直し。東京一極集中を是正するための、地方創生リカレント教育のすゝめ

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謹賀新年。

みな様、本年も何卒よろしくお願いいたします。と、お正月お屠蘇気分はさておき、大晦日より大人の学び直しを率先垂範。それは先週日曜日に岡山県立図書館へ走り込み、リカレント教育に関する蔵書を検索、数冊を選択。邂逅した佳書は下記(右上の画像)、


早くから民衆教育成人教育(リカレント教育)を国策において制度化するスウェーデンは学習社会であり、生涯学習先進国として研究対象になることしばしば。本書は成人の教育・学習活動の類型を、職業志向、文化・イデオロギー志向と、フォーマル、ノンフォーマルのマトリクスに基づき精緻に編纂しており、リカレント教育を深く理解するための指南書として拝読。

第2章 初期民衆教育運動の展開(P.146- P.147 より引用)
それゆえ、民衆教育の目標は「多くの民衆を人類の文化の継承に関わらせること、すべての市民にそれへの責任感を抱かせること」であるとされた。彼は「そのような活動には終わりがなく、教育が完了したという人間は、精神的にすでに死んでいる」とも述べている。つまり、自己教育とは、個々人が自らの生活における問題を主体的に解決しながら能力を発達させると同時に、人類の文化を継承し発展させてゆくことであり、それは生涯続けられるべき活動なのである。

私が暮らす岡山市に民衆教育を照らし合わせるとき、すぐさま前回2013年 33.34%から今回2017年さらに 28.35%まで低下した岡山市長選挙 投票率を想い起こします。その代償の一つは待機児童数 全国ワースト2位だったり、機能不全に陥って久しい公共交通機関問題は放置され続けたり、着実に住民サービスは劣化の一途。なればこそ、個々人が自らの生活における問題を主体的に解決する能力を涵養するためにも急ぎ、民主主義の意味や市政参画の意義を地域において学び直すことは必要不可欠であり、急務であることを痛感するばかり。


第5章 成人教育政策と民衆教育の性格変容(P.236 より引用)
のちのスウェーデンの教育政策を特徴づけるリカレント教育の理念は、急速な経済発展に対応する労働力育成と義務教育改革による世代間教育格差の是正を目的として誕生し、それにともなって成人教育をめぐる議論が浮上することとなった。成人教育政策の始動にともない、民衆教育の社会的位置づけは公的に展開される成人教育制度との対比によって問い直されていくことになる。

成人教育に関しては、デジタルネイティブとの間に開きゆく世代間教育格差の是正は全国的に急がれるとともに、有効求人倍率が頻繁に 2.0倍にタッチする岡山市においては、慢性的な求人難に陥っているサービス業や介護業界にマッチングする職業人育成のためのリカレント教育が必要であり、その制度化は不可欠。あわせて働きたくても岡山市の子育て世代は託児できない、という前述の、岡山市の待機児童問題は重くのしかかっており、市政参加への積極性を育む民衆教育と成人教育の重要性は増すばかり。本書により学び直す次第です。

〈生涯学習社会〉のポリティクス−スウェーデン成人教育の歴史と構造 太田美幸 准教授(著)


前述は企業を早期退職し、移住・定住10年超の個人(私)の良書メモですが、私は想うに移住に伴う複数回の転職そのもの学び直しであって、多様なキャリアを積み増し所得を向上させるリカレント教育を自ら繰り返し行ってきたのだと確信するようになりました。人生100年時代構想会議に鑑みる、転職・再就職のための職業教育において移住・定住を包括するカタチで近い将来、地方創生リカレント教育は整備されるのではないかと期待しています。


東京一極集中を是正する “ 地方創生リカレント教育 ”

いづれも日本版リカレント教育は、多様化する社会に向き合う個のキャリアを磨き変化対応力を身につけ体得したキャリアを活かし社会貢献できる未来志向の人財を育むことが目的。社会人の職業技術を向上させ人材の流動性を高めて働き手の一極集中や偏在を解消し、社会としての生産性を向上させるためにも制度化したい、地方創生リカレント教育

地縁・血縁のない地へ移住した私の場合、移住地の選択に2-3年をかけ、敢行したのは4-5年後。家族と心豊かに暮らしていくライフチェンジ(移住)なのだから、慎重すぎるほど時間をかけるのは当たり前。地域アセスメント、不動産市場の成長性、有効求人倍率など労働市場調査および人材流動性の確認、移住地の選定、移住・定住LTVの算出、定住計画の立案、中長期の収支計画、引っ越し計画の策定、移住の完遂.e.t.c...と事前に為すべきことは山の如し。

それら移住経験者ならではの暗黙知を言語化して、地方への移住・定住を促進する社会人の学び直しを体系化すること。それこそが私の使命であり、私にできる社会貢献の最大化は、その事業の推進と完遂にあるものと確信しています。大市場で鎬を削ったマーケターとして身につけた我がキャリアを振って、地方創生リカレント教育のエバンジェリストを担って参りますので、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

 著者紹介 )) Growth Hacker Inc. CGH 菅野敦也
生産性革命、人づくり革命。リカレント教育、働き方改革の実務家として
時代に先駆け地方都市、岡山市へ移住・定住10年超。起業試行を継続する傍ら、自治体の外郭団体2組織、大企業3社あわせてキャリアチェンジ(転職)5回を実体験。真の有識者として、リカレント教育や、職員・社員の副業支援はもとより企業間の生産性の比較分析、人財開発、働き方改革など、旬のソリューション・サービスを提供します。


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生産性革命、人づくり革命、リカレント教育。移住と働き方改革は、蜜月の関係 from LinkedInブログ.

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皆様、こんにちは。今年もアッという間に押し迫って参りました。そのなか特筆すべきは秒進分歩の勢いで進化するAI関連の、とりわけHRテックをテーマに急いでエントリー。

今や群雄割拠状態のHR(Human Resource)Techのなかでも私は、昨年2016年2月4日 Connectifier を買収した LinkedIn社に注目しており、これは!と同社の次世代パブリッシングプラットホームに閃きを感じ、忽ち LinkedInブログ3本を連投した次第。さっそく下記に、転載。


移住と働き方改革の換言の一つは、ライフチェンジ(移住)と、キャリアチェンジ(働き方改革)と私は考えます。移住は住まう場所を移すことで暮らしを変える、いわばライフチェンジの一つであり、働き方改革は多様で柔軟な職業を選択可能とする社会を追求することであり、キャリアチェンジのすゝめという表記も可能かと。さて、札幌〜東京〜大阪を経て2006年に岡山へ移住した私は、ライフチェンジ1回に端を発してキャリアチェンジ5回を経験。それは電機業界→ 1. Webサイト運営業(起業に至らず)→ 2. ネット通販業(入社時46歳)→ 3. 福利厚生サービス業(49歳)→ 4. 人材業界(52歳)→ 5. 金融業界(54歳)であり、所属組織の内訳は、大企業3社と自治体外郭団体2つ、あわせて5つの組織。

 ご参考 ) “ 40代での「キャリアチェンジ」が成功する3つの法則

初めての移住に臨んだ42歳の私が描いたキャリアパスは、1. 夢とロマンを追い求めてスタートアップ。または、2. 給与所得者として再びキャリアを積み上げる。1.についての決め事は「借入金で起業するべからず」、2.においては「地方都市だから年俸200万円でも心豊かに暮らしてみせる」。そんな選択肢2つを備えたキャリアチェンジ戦略。起業準備するなかリーマン・ショックの影響は地方都市まで押し寄せるも、それを転機と解釈して潔く上記2.を選択。

ネット通販業界に身を寄せた私は以降、テンポよくキャリアチェンジの好機を得ることに。置かれた場所で咲こうと努めるほどに評価され、次々開かれはじめる登竜門。生産性革命や人づくり革命、働き方改革に率先して取り組む大企業に再び所属し、各々の経営理念や企業文化を吸収することで私のキャリアの多様化は進み、洗練されるから有り難く。こうなると転職とは、技術やノウハウに因るものとは表現できず、人智を超えたご縁の妙と言えましょう。

 ご参考 )エグゼクティブコンサルタント 森本千賀子氏の佳書
カリスマ転職コンサルタントが40代、50代で希望の転職を実現するノウハウを公開 35歳からの「人生を変える」転職



折しも内閣府が掲げる生産性革命。こと、人づくり革命の中には、生涯にわたって教育と就労を交互に行うことを勧める教育システム“リカレント教育”が織り込まれており、地場の中小企業の生産性と競争力の向上はもとより、地域力の創造・地方の再生を目論むとき、その政策は必然のそれ。そうした気運の高まりを背景に、移住ブームの前に移住を済ませ、働き方改革に先駆けキャリアチェンジを敢行してきた自らの経験の言語化・体系化をテーマに、移住と働き方改革の蜜月関係について記述するなか、この辺りで擱筆したいと存じます。

移住・転職に臨む未来志向の皆さまの、某かのヒントになれば幸いです。

---------------------------------------------- 転載、ここまで。

上記は概ね20年勤めた電機メーカーを退職、移住10年超の個人(私)の回想に基づく散文ですが、移住に伴い描いたキャリアパス実現のための学び直しそのもの、リカレント教育であり、人生100年時代構想会議に鑑みる(転職・再雇用のための)実践的な職業教育を包括するカタチで近い将来、日本版リカレント教育は整備されるのではないかと期待しています。

転職を伴う移住を支援! “ 地方創生リカレント教育 ”

無論 LinkedInブログ3本を投稿した背景には「広がるAI採用、評価、人材発掘 データ不足が日本の課題に」に読むヒューマン・リソース・テック(Human Resource Tech)に呼応し、潜在的なコンピテンシーを伝える目的があり、さらには消費者にどうやってコンテンツを届けるか。ブランドジャーナリズム概念をプラットフォームとするコンテンツマーケティングの目的の内在があることも包み隠さず報告します。そして地方創生に欠かすことのできない、人づくり革命

地方創生を推し進めて日本を元気にするには、地域から人在を送り出しグローバル人材を育てると同時に、一極集中の東京から人財を呼び込む(あるいは呼び戻す)ことが重要で、そのためにも日本版リカレント教育の洗練は必要不可欠。岡山へ移住した私は、地域の未来に貢献したくプロボノとして街のグランドデザインを描く「おかやま都市ビジョン研究会」Webサイトを運営しておりますが、この活動も地方創生リカレント教育の一環に位置付けできそう。

いづれもリカレント教育は、多様化する社会に向き合い個人のキャリアを磨き変化対応力を体得させること。会得したキャリアを活かし社会貢献ができる未来志向の人財を育むことが目的。社会人の職業技術を向上させ人材の流動性を高めて働き手の一極集中や偏在を解消し、社会としての生産性を向上させるためにも制度化したい、地方創生リカレント教育

私は国の政策に協調し、明日を見つめる皆さまの学び直しが将来のための活きた実学になりますよう、大市場で鎬を削ったマーケター、長期視点を備えたビジョナリーとして身につけた我がキャリアを振りながら、地方創生リカレント教育のエバンジェリストを担って参ります。

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

 著者紹介 )) Growth Hacker Inc. CGH 菅野敦也
生産性革命、人づくり革命。リカレント教育、働き方改革の実務家として
時代に先駆け地方都市、岡山市へ移住・定住10年超。起業試行を継続する傍ら、自治体の外郭団体2組織、大企業3社あわせてキャリアチェンジ(転職)5回を実体験。真の有識者として、リカレント教育や、職員・社員の副業支援はもとより企業間の生産性の比較分析、人財開発、働き方改革など、旬のソリューション・サービスを提供します。


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