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「 幻想の夜のオープニング 」
(画像は2008年7月29日(火)19時35分、岡山後楽園の沢の池越しに撮影した点灯式の様子)
ディーヴァ(歌姫)、雨谷麻世(あまがい まよ)さんの クラシカル クロス オーバー・ソプラノ が、夏の夜のしじまに染み渡る。
式次は進み、幻想庭園に息吹を吹き込むスイッチが押された瞬間、辺り一面、真紅の光明に照らされた(画像は ハッピーポータル)。
「 慮るエコのライティングぅ 」
昨年に比べ、今年の光量はボリュームダウン。 環境への配慮、省エネ運営の想いから。
その分、煌びやかさは確かに減った。 一方で、幽玄な風情は増している。 夏の夜のエコ遊び、そんな小洒落た表現も悪くない。
ネオン街の喧騒より今は、風趣に富む庭園がいい。 『誰も寝てはならぬ(トゥーランドット)』、雨谷さんのクリスタル ヴォイスに魅了され。
「 星影の烏城(岡山城)を望み 」
シンボリックな黒の漆塗、地元では、烏城(うじょう)と呼ばれ親しまれている名城、岡山城。
岡山城はなぜ、黒なのか。 賢い烏の濡れ羽色という説も、隣県の姫路城の見事な白に美しく対比させた、という言説も頷ける。
言葉遊びと長めの露光、幻想庭園を写すエコ遊び。
「 光の芸術、夏の夜の音楽 」
名園のライブ演奏。 次は2008年8月9日(土)、おかやまJAZZフェスティバル in 幻想庭園 Part1。
そうして、杜で歌う。 本命と思しき8月14日(木)は奄美大島出身、シマ唄の中孝介氏のライブあり(オフィシャル ホームページ)。
庭園ビア・ガーデンの陣取りなど、お早めに。
「 先憂後楽に学ぶエコ 」
先憂後楽は、岳陽楼記の一節〜(略)先んじて憂え、後(おく)れて楽しむ〜、後楽園の名の由来。
世の先導者が先に憂うなら、民は豊かに、その後に楽しみ事がある。 そうした意を酌む中国北宋の文人、范仲淹の散文より。
先賢にエコを教わるような、不思議な感慨も。
先を憂いて省エネ配慮の幻想庭園。 さりとて、夏夜に学ぶ後楽園のエコ遊び、その後楽は増えることあれ、減ることはなさそうです。
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【 編集後記 】
『 幻想庭園の公式サイト 』、見っけ(嬉)。 イベント詳細やスタッフいちおしなど、お庭遊びを楽しくする必見情報が満載。 これはオススメ!!
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