岡山の道州制シンポジウムを記録するページ

シンポジウム(公開討論会)は道州制・中四国州実現の意義と、導入による効果を認識する場として開催されました。


【 地方自治法施行60周年記念式典 】 13:00-14:10


【 基調講演 】 演題 「 地方自治のこれまでとこれから 〜道州制への展望〜 」 14:20-15:20

講師 第28次地方制度調査会専門小委員長 元自治事務次官 松本英昭 氏  著書 ・道州制ハンドブック ・地方自治法の概要 改訂版 by Amazon.


【 パネルディスカッション 】 テーマ 「 道州制を見据え、岡山の未来を考える 」 15:30-16:40

パネリスト(50音順) ・石井正弘氏(岡山県知事) ・大原謙一郎氏((財)大原美術館 理事長 倉敷商工会議所 会頭)

・篠由紀子氏(蠹垰埓験荼Φ羹 代表取締役 社長) ・松本英昭氏(第28次地方制度調査会専門小委員長 元自治事務次官)

コーディネーター 大泰正氏((財)岡山経済研究所 所長)

日時 2007年10月10日(水) 13:00〜16:40 会場 メルパルク OKAYAMA  主催 地方自治法施行60周年記念事業実行委員会


「 道州制導入の目的 」

〜 自己決定と自己責任のものとで政策決定できる真に自立した地方分権型の行政システムを確立 〜 〜 豊かさが実感できる郷土岡山を実現 〜

上記、地方自治法施行60周年記念式典の宣言(案)より引用。 道州制導入の意義は、そこに集約されると考えて良さそう。

明治時代に原型が整った都道府県制度が、明治のライフスタイルから様変わりした今に至り現存しているミラクルな実情。

変革すべき時期を逸した感を否めるはずはなく。


「 道州制論議のタイミング 」

国がすること官がやること民にできること。

そっと語られる大きな問題は多重行政。 国も地方もこぞって重複作業を繰り返す。 雇用の受け皿としてIT化の導入はままならない。

バブル経済の終焉より失った15年を背景に、社会が荒廃する失業問題を治めることが最優先課題に据えられ、行政の効率化は先送り。

ITシステム整備は合理化の恩恵をもたらす一方、余剰人員を生むことに。 疲弊した日本経済に新規雇用余力は残されていなかった。

願うにも叶わなかった地方自治体のIT化。

その間、世界的IT競争にさらされた大企業はネットワーク化を推し進め、徐々にその果実を享受するようになり、息を吹き返した今。

失業率は安定、それどころか都会の人手不足は深刻化。

今こそ道州制論議をきっかけに、ITによる効率化と行政のスリム化を進め、優秀な人材の民間への放出がなされるタイミング。

東京と地方の間に格差を生む原因のひとつは情報発信力であり、それをサポートするITネットワーク(集合知)の差にあるからだ。

ネットワークインフラが整備された今だから、国・道州・市町村の役割分担を明確にして行政の効率化・スリム化を目指すとき。

行き過ぎた官の分業を集約・合理化する目的とあわせ、道州制は地方分権改革の究極の姿として期待が寄せられる。


「 道州制論議の沿革 」

松本先生の基調講演より、

地方自治感・自治体感の変化から近年分権改革の動向、道州制論議の経緯と意義と現状、道州制の制度設計と導入後の姿等、貴重な講話。

中四国州が実現するなら人口はベルギー、経済はスイス一国のGDPに匹敵する規模となる。 東京一極統治にこだわる理由は見当たらない。

例えば瀬戸内海の活用と環境保全を考えるとき、海に境界を設けて分割すること自体が芸当で、ウルトラEレベルに見えてくる。

中四国州として一元管理することこそ効果的。

瀬戸内海を野球場のセンターに例えると、現在、野手は5-6人。 凡フライさえお見合いし、落球、エラーする確率は高そうだ。

太平洋をライト、日本海をレフト、瀬戸内海をセンターと置き、少数精鋭のプレーヤーを守備につければチームは自ずと強くなる。

広域的な政策を素早く確実に実行できる最適な範囲と規模において、中四国州のあるべき将来に期待が持てると咀嚼した。


「 パネルディスカッション 」

識者のご意見と考え方を拝聴した時間。

石井知事は地方の自立と将来の発展可能性を強調。 未来の地域社会のあり方を見据え、道州制に期待を寄せる含蓄のある言葉。

こと、災害救助用ヘリコプターを共有する中四国の防災ネットワークの強化や、大学連携による教育深耕のための仕組みづくりを提唱。

何より道州制が目指す目的は、地域住民と密接に関わる市町村が動きやすい体制を整えることと、社会福祉の充実についての言及も。

大原氏は財力・知力・生活力・気力の4つの視点から、道州制について地方の文化を基軸に、親しみのあるご意見をくださいました。

東京のクオリティの低さという言葉をきっかけに、医者がいなくなる過疎地の生活劣化等、ナショナル・ミニマム観点の厳しい警鐘も。

篠氏は道州制の効果について、関西圏やデンマークとスウェーデンを結んだオアスン橋の経済効果等、具体的な事例紹介が印象的。

そうして識者3氏による道州制導入に関する考え方に加え、松本先生と大氏の総括を聞きながらシンポジウムは終了の運びへと。


最後に、会場にて配布された参考資料はオープンかつ詳しい内容であり、今後の より良い社会づくりのヒントが凝縮されたもの。

県民ひとり一人が道州制の理解を深め、理想の社会を目指すためのシンポジウム開催に心より感謝。 ありがとうございます


【編集後記】

岡山県の道州制講演は今後も目白押し。 11/8 津山会場、11/19 倉敷会場、2008/1/29はTVでお馴染み、寺島実郎氏の講演 にご注目。


ホームサイトマップブランディング 目次>道州制>岡山B構想岡山のホテル

Copyright (c) 2005-2008 SunVerdir. All Rights Reserved.

Oisix(おいしっくす)

日比谷花壇 ディズニーのフラワーギフト

ブログネタ
【 岡山ブランディング構想 】 に参加中!